こんにちは。まめ太です。
明日の市場は乱れそうというコメントが飛び交っています。3連休の最終日です。
ダウ先物、日経先物は大幅なリスクオフの状況となっています。
こうなると気になるのが、歴史に学ぼうということ。
2003年のSARSの相場はどうだったのか気になるでしょう。
もう17年も前のため、その時は投資の世界にいなかった人も多いと思います。
ぼくもその一人です。
- SARSの相場を振り返る
- コロナ相場で注目すべき点を整理する
- 投資方針を決める
こういった流れで考えてみたいと思います。
この記事が、数年後にまた訪れるかもしれないパンデミック時の支えになることを願って更新していきます。
2003年のSARSの相場
こちらの記事に、比較的わかりやすく当時のチャートが載っていましたので参考にしてみてください。
こちらのニッセイアセットマネジメントのレポートも参考になります↓
分かるポイントを整理すると次の点です。
- 2003年4月16日の原因ウイルス特定後、株価は反発
- 2003年4月上旬から感染者数の増加率は低下
なお、視点を引いて長期的なチャートで見てみると、SARSによる株価の下げなどほぼ無いです。むしろリーマンショックがどれだけ凄かったかが分かります。
(http://apl.morningstar.co.jp/webasp/marketevent/page/r2003.htmlより)
コロナウイルス相場で注目すべきポイント
上記の点を今回のコロナウイルスで考えてみたいと思います。
1つ目のポイントですが、今回のコロナウイルスは原因ウイルス自体は1月7日に特定されています。(COVID-19と命名)
それによる楽観視もあったのか、1月以降も株式市場は上昇していました。
下記が今回のコロナ相場期間中のNYダウチャートです。
1月末から2月上旬にかけて下落している時期は、感染者数や死者数が増加したと報道された時期と重なります。1月31日にはWHOも緊急事態宣言をしています。
なお、参考までにこちらが同時期の日経平均株価です。
こちらはいろいろな要因が絡みすぎて理由の読めない相場です。
さて、そんな報道もある中でなぜか2月上旬以降また上昇していたNY市場ですが、ここへきて一気にリスクオフ傾向が高まってきたという状況です。(そもそも上昇していた理由がちょっとつかめません)
では2つ目の感染者数の増減率について、現在の状況はどうかというと、韓国、イタリア、と世界各地で広がりを見せており、感染者数の落ち着きには程遠い状況です。
日本もこれから増えるでしょう。
これらの点からすると、当面はリスクオフが継続するように思えます。
その継続がいつまでかと言えば、SARSの例からすると下記の2点でしょう。
- 感染者数の増加率が低下する
- コロナウイルスに有効な新薬が発表される
ただし、この2点を受けて市場が反発した後もコロナウイルスの影響は残ります。
それはこのコロナ騒動で中国関連の物流が停止していることによる企業の業績へのダメージが決算で明らかになることで生じると思われます。
素人の勝手な予想なのですが、債券価格はこのまま高止まり、株価が上昇するのを見届けた後にゆっくり債券価格が下りてくるのではないかと思っています。その株価が上昇するのはいつかというと、やはり数か月はかかるのではないでしょうか。
投資方針は?
では、この相場で生き残るための投資方針はどのようにすればよいのでしょうか?
周りの投資家の情報を見てみると、オールウェザーPFを組んでいる方は比較的落ち着いているように伺えます。
オールウェザーPFのメリットとは、こうした突発的な事態でもリスクを小さくできる点にあります。
とはいえ、すでにバランスが崩れているこの環境でポジションをとることが果たしてオールウェザーになるのか・・?という疑問も生じます。すでに債券、金は大きく上昇しています。
ちなみにですが、ウェルスナビのPFはある程度バランスが取れていると思います。これがコロナが落ち着いたころにどうなっているかを検証するのも今後の参考になると考えています。
記録のために、2月24日時点の状況を残しておきます。
リスクは最大度の5ですので、株式が多めになっています。
現時点ではドルベースで+6.76%の評価額となっています。
なお、一時的なリスクを考慮しなければ、最終的にリターンが大きいのは株式100%です。(あくまで過去から2020年現在までの実績であるというだけですが)
その前提を今後も信じるのであれば、相場の下落を気にすることなく、淡々と株式を定額購入し、長期保有することで報われそうな気もします。(購入時期の分散×長期保有による時間分散)
ということで、10万円ほど使用して米国ETFで少し遊んでみますが、他は今のままキープします。。。(心が折れたら撤退します)。。。
結果がマイナスであれ大事なのは将来に向けて記録を残すこと。
ではでは。