MAMETA's LIFE-SIZE LIFE

30代最下層パワーカップルが株で資産形成を目指す。給料・家計・育児などなど等身大の実録ブログ。

【新社会人向け】【体験記】副収入が欲しくてもネットワークビジネスだけはやめておけ

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新社会人になった時、初めて受け取る給料ってうれしいですよね。
自分へのご褒美、両親へのプレゼントなど買おうと思うのではないでしょうか。

 

同時に、こうも思いませんか?
「もっと給料が多ければいいのに」
「このペースじゃなかなかお金が貯まらないな」

 

現代社会ではさまざまな副収入を稼ぐための情報も多いと思います。
しかし新社会人はまだあまり知識がないため、あるグループのカモにされることがあります。

 

そのグループとは、ネットワークビジネスです。

マルチレベルマーケティング、マルチ商法、連鎖販売取引とも表現されますが、ぼくにとって中身は一緒です。 構造としてはねずみ講ですね。

 

ぼくはまだ社会人になりたての頃、ネットワークビジネスの勧誘を受け参加したことがあります。

 

結論から言いますが、ネットワークビジネスには手を出さないのが賢明です。

 

いまでは大いに反省するところではあります。

ぼくがネットワークビジネスに手を出してしまった経験から、新社会人へ注意しておきたい点を説明します。

 

 

なぜ新社会人が狙われるか

なぜ新社会人はネットワークビジネスにとって狙いやすいと言えるのか。

知識があまりない

新社会人は、まだまだ学校を卒業したばかりで、社会というものをあまり知らない部分もあります。また、そもそもネットワークビジネスという形態について知らないことが多いです。

 

初めに言っておきますが、知らない人から見るとマルチレベルマーケティングの手法はかなり魅力的に見えます。

さすがに学問として設定されているだけあります。これが罠となってしまいます。

「権利収入」とか「不労所得」とか言う言葉が出たら注意してください。

社会での人脈があまりない

 新社会人になると、多くの場合は地元や学生時代とは違う新天地での生活となることが多いです。
大企業であれば「同期」という友人ができることが多いですが、同期が少ない会社もありますよね。

 

そうすると必然的に休日につき合う友人がなかなかいない、という場面が生じます。
同世代の友人って欲しいですよね?

 

ネットワークビジネスはそうした新社会人に目をつけ、同世代の会員を通して巧みに新社会人を誘ってきます。
「このビジネスを始めればどんどん人脈が広がっていくよ」
「俺の知り合いにはこんなにすごい人がいるんだよ」と。

お金は多少あるが、現状に不満もある

 新社会人は、サラリーマンとして給料を受け取り始めるため、たいていは学生時代よりもお金に余裕ができてきます。

ネットワークビジネスには初期投資が5万円程度は必要になりますが、そうした額は出そうと思えば出せてしまいます。

また、給料をもらえるとはいえ、夢のある金額ではないです。
手取り15万円もらえれば良い方、という感覚ではないでしょうか。

 

そうすると、やはりもっとお金が欲しい。楽して稼ぎたい。という気持ちが出てくるんですよね。

そこに「権利収入」とか「不労所得」という言葉が響いてくるわけです。

 

ネットワークビジネスの勧誘の仕方

ぼくが実際に体験したネットワークビジネスの勧誘の仕方を説明します。

友人を通して誘われる

ぼくの場合は学生時代の友人を通して誘われました。
たまたま社会人としての勤務先が近かったんですよね。

 

他にも、飲み会、合コン、スポーツサークル、クラブなどで出会う人の中にも多くいます。 

 

「仕事は?」という普通の会話から始まって「権利収入って興味ある?」とか、「今度ここのバーを貸し切ってイベントやるからおいで」とかのワードで誘ってきました。

「成功者」の姿にあこがれを抱かせる

しょせん同世代の会員はカモを集めるためのの下っ端に過ぎず、その人自身はまだ稼げていないことが多いです。(というかほとんどの人は稼げるまでに至りません)

 

それで、「今度すごい人に紹介するからおいでよ」「自分でビジネス始めて、今では年収〇千万稼いでいるんだよ」とかの言葉でネットワークの上位会員につなげていきます。

 

そして、「会社に縛られないような生き方に興味ない?」「個人事業主に憧れない?」「これはチャンスなんだよ!」というような感じで勧誘してきます。
(見事に引っ掛かりましたワタクシ)

 

この上位会員は、たいてい身なりをきちんと整え高級な時計を身に着けていることが多いです。また、営業トーク用に高層マンションのワンフロアを借りていることもあります。
やはりある程度儲かっていることを示さないとカモは引っ掛かりませんからね。

 

ただし今振り返ると「あの上位会員は本当に儲かっていたのかな?」なんて逆に心配になりますが。

 

ネットワークビジネスの欠点

なぜネットワークビジネスには手を出さないほうがよいのか説明します。

一番下の層がお金を出すから上の人が儲かる

構造的に、末端の会員がお金を出すから成立するモデルです。
本当に商品が良いと思って純粋に買う人はごくわずかです。
そして、もともと人脈の広い人を除きほとんどの人は末端層から勝ち上がることはできません。


※ものは良いかもしれないですが、コスパは明らかに悪いですしね。
ちなみに、会員が買うだけ買って中古で横流ししてお金を回収しているようなものがヤフオクなどで流れていますよ。どうしても欲しければそちらで買えばいいでしょう。

人口減少の日本ではもう無理ゲー

自分が儲かるためには、自分が紹介した人がどんどん商品を買う、または会員を増やし続ける必要があります。

 

しかしこうしたネットワークビジネスは、はまる人ははまりますが明らかに拒否する人のほうが多いです。割合としては10人に声かけて1人が応じればまだ良いほうでは。

 

つまり、エリアにまだそのネットワークビジネスを知らず、拒否反応を示さないような人の母数がある程度必要なんですよね。

 

東京、名古屋、大阪などの大都市圏では人数が多いため可能性はあるかもしれませんが、地方だと人数が少なすぎて絶望的でしょう。

 

また、今後日本の人口が減少していくことを考えると、自分がネットワークの下位からはい上がるのは困難と思われます。

時間をとられる

「権利収入」、「不労所得」、「会社に縛られない人生」だと勧誘してきますが、、

ちょっと待ってください。

ネットワークビジネスをやっている人は本当に不労なんでしょうか?
「人脈を広げるために~」と、ひたすら交流会に参加したり、ビジネス仲間と勉強会に参加したりしていますよね。

 

ぼくが今ネットワークビジネスをやっている人に言うならこんな感じです。

 

”「会社に縛られない自由な生き方」といえば聞こえはいいですが、四六時中ずっと会社のことを考えているわけではないですよ。
むしろネットワークビジネスに縛られて奴隷となっているのはあなたなのでは?”と。

 

 

新社会人が将来に備えてするべき行動

では、給料以外に副収入を増やしたいと思う新社会人は何をすればいいのか。

ぼくはこれは投資の一択だと思います。

理由としては次の通りです。

 

新社会人はまずは本業に専念すべき

サラリーマンの給料というのは最初は低いですが、自分に実力がつけばどんどん昇給するように体系が組まれています。(少なくとも現時点の日本の企業では)

 

そして、サラリーマンの給料というのは、ある程度先を見通すことのできる安定収入です。よほどの背任行為をしたり、会社の事業が危なくでもならない限りは給料が下がるなんてことはありません。多少の失敗をしたところで問題ないです。

 

まずはその給料を上げるべく、自分の本業へのスキルアップをしていくことに注力することが資産形成の近道です。

 

新社会人になって、覚えないといけないことや研修など、とても多いですよね。
その中で会社業務以外の副業に時間をかける暇はないでしょう。

 

休日に副業をして疲弊して平日の本業に影響を及ぼすくらいなのであれば、休日はリフレッシュしたり本を読んだりして、本業に備えるほうが有意義です。

 

投資に時間をかける必要はない

新社会人におススメする投資方法は、インデックス投資です。
これは毎月一定額を積立投資することでドルコスト平均法による資産形成を狙うものです。


設定するだけでいいので、投資をするのにかかる時間はありません。
財形貯蓄するような感覚でただ積立投資するだけです。

 

新社会人が持っている大きな財産はなんでしょうか?

 

それは「時間」です。

 

定年まで40年近くの時間があるので、積立投資にはまさに絶好のタイミングです。
できれば世界の株に分散投資できるものが良いでしょう。

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最後に

 人類史上最大の発明は「複利」である、と言われることもあります。
そういう観点からすると、「ネットワークビジネス」の考案者も素晴らしい発想のアイデアだと思います。

 

しかし、ぼくはやはり好きになれませんし、そんなものの奴隷になるつもりはないです。

 

新社会人の方は誘われた場合は即決せずに、家族や会社の人に相談しましょう。
そうした身近な人に言えないようであれば危ない商品ですし、相談して否定された時に向きになるのはすでに洗脳されかかっているかもしれません。

 

いまはネットで何でも調べられる時代です。
一歩立ち止まって良く調べましょう。

 

あ、なんか最近ペンギンモバイルというものが出回っているらしいですが、ぼくは丁重にお断りさせていただきます。