MAMETA's LIFE-SIZE LIFE

30代最下層パワーカップルが株で資産形成を目指す。給料・家計・育児などなど等身大の実録ブログ。

【コロナ相場雑感】感染の拡大が相場にボラティリティを与える

相も変わらずボラティリティの大きい市場です。

投資家の心境を反映したように揺れ動いています。

 

「これだけ下がったのだからそろそろ上がるだろう」

「いや、まだまだ下がるかもしれない」

 

そうした心理が株価というただの数字の中に秘められているのです。

 

ぼくですか?
感情面ではそろそろ上がると思います。
理性面では上がる理由が見当たりません。

 

利下げや減税発言というカンフル剤も、ウイルスという差し迫った恐怖の前になすすべもなく消えていきました。

 

こうした市場の波にもまれて、撤退する人もいますね。
それでもいいと思います。

 

自分にはうまく乗りこなせないと思えば、海に出なければいいのです。

浜辺から荒れた海を眺めながら凪になるのをゆっくり待ちましょうや。

という考え方もアリです。

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なぜこんなに株価が変動するのか

今回のコロナショックが今までと違う(と言われている)のはボラティリティが大きいことだと思います。

※ちょっと言葉を濁しているのは、過去の暴落をぼく自身が経験したことがないからです。

でも少なくとも今回は3/13時点で2度もサーキットブレイカーが発動し、先物においてはリバウンドでも発動したようですね。

 

なぜこんなに上下の変動が大きいのか。
次の記事はわりと面白い着眼点ですね。 

jp.investing.com

 

この記事によると、ボラティリティを均等化するためにリスク資産の規模を縮小する結果、株式も債券も売られるということ。

 

 「キャッシュ is マネー」ということですね。

 

ちなみに知人は「10年ほど前に買っていた金の価格が倍になっていてびっくりした」と言っていました。

金にもやはり価値はあるようです。配当を生むことはしないですが。

 

 

今後も生き残ることが優先で

さて、コロナショックの影響がどうなることか。

少なくともいまぼくたちは21世紀最大の暴落に直面することになるかもしれませんね。

 

www.newsweekjapan.jp

 

アメリカでは著名人たちにも次々と感染が拡大していますね。
(日本でまだそうした報道がないのは単に検査がされていないだけかもしれません) 


www.newsweekjapan.jp

 

 

なお、現地時間13日にはトランプ大統領が非常事態宣言を行いました。

 

jp.reuters.com

 

内容は大まかにいうと次の点です。

・新型コロナ対応に最大500億ドルの予算
・学生ローンの利息免除
・石油備蓄の積み増し

 

現地在住のもみあげさんのブログが分かりやすいですね。

www.momiage.work

 

この非常事態宣言で、今度はダウ、S&Pとも10%弱上昇したようです。
これは1日での過去最大の上げ幅のようです。

まさにボラティリティの大きい相場です。減衰ダンパーが壊れているのではないでしょうか。

結局はこの先のコロナ拡大の規模がどれくらいになるかが誰にも予測できないため、報道や体験による恐怖と、要人の発言による期待で上下するのです。

 

しかし、個人的にはまたまた続落すると思います。
投資家には多少の不安を解消する効果はあっても、米国市民の不安は解消できないのではないのかな、と思います。

 

理由は下記の点です。

・アメリカは国民皆保険ではない
・今後自宅待機になるとそもそも給料を得られない
・救うのは石油企業だけなのか

 

jp.reuters.com

アメリカでは医療保険に入っていない層が2750万人もいるようです。人口比にして8.5%です。

彼らがコロナに感染したとして、病院に行くのでしょうか。今の状況では有効な薬もなく単に陽性か陰性か判断できるだけ。陽性と診断されれば働けず、給料も得られない

そう考えると、米国内でのコロナの感染拡大は防ぎようがないと思われます。
こなると、若者は感染していたとしても日常生活はそれほど支障なく行えてしまうことに逆に恐怖を感じますね。

とはいえ、本日の非常事態宣言では「各分野のトップが対応を説明した」と言っていますから、こうした層に対してもなんらかの方針はあったのかもしれません。

 

 

つづいて石油ですが。

サウジアラビアが石油の増産を続けるため原油価格が下落し続けています。

www.jetro.go.jp


ダウ先物は原油先物の価格を追うという話もありますし、アメリカの石油企業が倒産しては影響が大きいですし、トランプ大統領としては原油価格の下落を抑えたい狙いがあると思います。

 

まあそれは良いのですが、経済的な面では今回のコロナショックでは倒産する企業がたくさん出ると思います。なぜなら、ヒトとモノの流れが止まるからです。

そうした状況において、すべての企業を救うほどの予算にはならないと思いますし、やはり倒産する企業が出てくる以上、株式からの離脱(=下落)の流れは止まらないのでしょうか。

 

一方で、今の時代において世界の富の大多数を保有しているのは上位数%ですし、彼らは下落時にどんどん資産を増やすことができるでしょう。結果的にこのコロナショックが収まることには格差はより拡大するかもしれません。

 

 

最後に

いろいろと書きましたが、こんなこと個人で言うだけなら簡単です。
この推測が外れてもぼくはなんの責任も取りませんから。(笑)

 

こうした環境の中で大事なのは、生き残ることだと思います。
身体面と経済面どちらも含めて、です。

 

お金があってもコロナ感染で死んでしまえば元も子もありません。

 

今はコロナ感染拡大防止に努めつつ、今後の社会の動向を推測したり、経済の勉強に力を尽くす、という選択肢もいいのではないでしょうか。

 

 

明けない夜は無いということを信じて。 

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ではでは。