本日も引き続き決算内容の確認をしました。
前年比プラス成長を「勝」と考えると、保有株については2勝2敗といった感じでしょうか。
※5/13:決算明け後の株価値動きを追加しました。
本日の決算はコチラ。
旭化成(3407)
今期は新型コロナによるヘルスケア領域の伸長に賭けたのですが、結果は惨敗。
◆2020年3月期 決算
まあセクションで言うと主力はやはりマテリアルである以上、そこの減益を補うほどには伸びなかったということですね。
ひとつプラス材料としては、「株主還元に関しては『安定配当かつ継続的な増配を目指す』という方針に変わりはない」というメッセージでしょうか。
こういう決算のときは悪材料出尽くしで逆に上がらないのかなと思ってみたり・・。
コンセンサス予想は若干上回っていますしね。
◆決算後の値動き
寄り底からの前日比+2円
大型株ということもあるのか、引いて俯瞰で見ると何の影響も無いような値動きでした。
なお、新型コロナ対応に紫外線LEDが効果があるかもという検証がされているようですね。とはいっても関連企業はたくさんあるようで。だが期待上げが生じてほしい。(利益面では、、、笑)
ギガプライズ(3830)
こちらも増収減益という結果で負けでした。
とはいえ、利益については「既存物件への導入先送り等の影響」ということで、来期にコロナが落ち着いてくれば実を結ぶ状態になっているかと思います。大東建託グループとの提携など、売上の成長は今後も期待できそうなため、このままホールドで問題ないと思います。
ちなみに宅内工事不要の「SPES」は居住者の立場からすると非常にありがたいんですよね。ただ、大家さん側が導入してくれるのか。進展に期待です。
◆決算後の値動き
※スマートチャートプラスで表示できないため、日足
-18%超という大幅ダウンであるものの、寄り底気味ですね。
決算には失望したものの期待している人も多いということでしょうか。
イントラスト(7191)
こちらは増収増益で〇でした。
来期予想もプラスで出していますね。
まあ、家賃保証会社を利用する人は今後も増えるかなーと思っていますので継続保有です。ちなみに、競合では「Casa」や「あんしん保証」などがありますが、ぼくが選定時点ではイントラストが一番営業利益率が高かったです。
◆決算後の値動き
こちらは決算も良かったのでコロナショックの回復と重なり続伸という形でしょうか。
前日比+20%となっています。
今日の引け間際に急落している値動きが気になりますが、長期で見れば誤差かと。
中央自動車工業(8117)
こちらは前期比では増収増益なのですが、コンセンサスに対しては下振れです。
営業利益率は19%と引き続き高水準でした。
とはいえコロナ影響により今後は自動車の販売台数が低下すると思われますが、どうなるでしょうかね。
なお、三菱商事から取得したABT社は営業損失なのですね。今後どのように活用されていくのでしょうか。洪水などで全損となった車両を海外に売るのでしょうかねー・・。
利益率、成長性に対して割安と判断して購入したものの、やはり業種という大きなセクターの中でこのご時世では不人気な分野ですので、回復まで時間がかかるかもしれません。
◆決算後の値動き
前日比-2%となりました。
数字上は良いものの、成長へのストーリーが見えず、評価に迷っている状況かもしれません。
以下はざっくりと個人的にウォッチしていた銘柄になります。
ホロン (7748)
半導体関連装置のメーカーです。
今期も成長率は高かったですね。一方で来期予想は控えめです。
すでに指標的には割高ですので、この決算がどういう風に判断されるか。
◆決算後の値動き
前日比-1,500(-21%)のストップ安です。
さすがに来期予想が低く出されすぎということでしょうか。
とはいえ、これだけ売られればここから復活してくる気もします。
川本産業(3604)
ここは新型コロナ銘柄ですね。
とはいえ実績は市場予想ほどは高くなかったようです。
◆決算後の値動き
前日比-158(-10%)安でした。
予想値を下回ったということでこんなもんかと。
歯愛メディカル(3540)
こちらは医療品業界のモノタロウかなと思っている企業です。
こちらもコロナ特需はあるのかなと思ってウォッチしていました。
前期比では良好ですが、コンセンサス予想は超えられていない状況ですね。
◆決算後の値動き
こちらは+500(+19%)円高のストップ高でした。
前年同期比で大幅に利益を伸ばしたことに加え、通期予想に対する進捗も前年以上ということが評価されたのかもしれません。
すべてはエア・ウォーターへの布石
ちなみに、なぜこれらの企業をウォッチしているかというと、川本産業と歯愛メディカルはどちらもエア・ウォーター(4088)の子会社だからです。エア・ウォーターは5月28日に決算予定ですので、期待上げを待っています。
2019年度の説明資料を見ると、売上と利益の事業別割合は下記のとおりとなっていて、医療分野は2番目に位置します。 売り上げ面では産業ガスと並び主力事業と言ってよいでしょう。
最近続けざまに新製品の上市IRを出しています。
ということでひそかなるコロナ関連株の本命と見ているのですが、どうでしょう?
(ホルダーの煽りですので聞き流してくださいね。)
とはいえ、コロナショックの今だからこそ、注目が薄れてしまった5Gこそが本命ともいえるかもしれず、、だから株って面白いですね。
◆参考までにエア・ウォーターの値動き
前日比+47 (+3.1%)でした。
静かなる上昇という感じでしょうか。
出来高もそれほど急激に増えているわけではないので、それほど注目を浴びているわけではなさそうです。
まとめ
本日の決算は企業数が多くてなかなか見るのが大変でした。
というか数字だけざっくりとしか見れていません。
本日の結果はまあまあ、投げ売りするほどでもないですが、5月ということを考えると値が戻るなら一度手放してもいいかなとは思っています。
明日から明後日はさらに多くなりますね・・。
明日の注目している企業は以下のとおりです。
保有株については好決算を期待したいところです。
・三井住建道路(1776)
・不動テトラ(1813)
・ケアネット(2150)
・三菱ケミカルH(4188)
・エラン(6099)
・MS-JAPAN(6539)
・グレイステクノロジー(6541)
・パルステック工業(6894)
ではでは。
※投資判断は自己責任でお願いします。