本日2020年4月27日の株価はほぼ全面高でしたね。
さて、そんな中ですが個人的に気にかかっている点があり新規購入を行いました。いつもであれば取引履歴は月度でまとめているのですが、あえてここで個別記事にしておきます。
購入したのは国土強靭化に絡む銘柄たちです。いわばゼネコン系の企業ですね。
本日は上昇に置いてけぼりでしたので、比較的お安く買えました。
国土強靭化銘柄を購入した理由
購入した理由ですが、最近ニュースでよく不気味なものを目にするからです。
それは、「緊急地震速報」です。
上記の記事のコメント欄を読んでいてゾッとしました。
「阪神淡路大震災や東日本大震災の前にも長野で細かな地震が多発していた」というコメントが。ちなみに、当時の地震の履歴で真偽のほどを調べようと思ったのですが、残念ながらぼくの検索力では情報を集められませんでした。(どなたかご存じの方がいたら教えてください)
このコメントを読んで、日本にとって最悪なシナリオが生じてしまうことが心配になったわけです。南海トラフ、あるいは首都直下型地震か・・。杞憂ですめばいいのですけどね。
コロナショックと大震災を同時に食らった奇跡の世代になんてなりたくない(泣)
というわけで、これはリスクヘッジをしなければ、と思ったわけです。
このまま連休時に直撃したら取引もできず目も当てられません。
購入に至る流れ
とはいえ、どうすれば地震に対してリスクヘッジができるのでしょうか??
東日本大震災の前にタイムスリップできるとして、市場に対してどういう行動をすれば資産の毀損を防げたでしょうか?
方法①:全撤退
考えられるひとつの方法は全撤退ですね。コロナショックもこれほどまでに拡大することが事前に分かっていれば全撤退していたでしょう。タイミングもわかっていれば空売りしたかも。
しかし、ここでの問題は「地震がいつ来るか分からない」ことです。
南海トラフ大地震は「今後30年以内に来る確率が・・・」と言い続けて何年経過したんでしょうか?
今の市場は完全にコロナ終息を期待して回復基調に入っていると感じています。今撤退してしまうとこのトレンドの恩恵が受けられなくなります。まさに機会損失ですね。
また、保有株の2011年の頃のチャートにさかのぼってみてみると、多少の変動はあっても今では微々たる影響でしかないものがほとんどです。つまり、その後の10年間ほどの間に成長しているため、震災の前後どちらから保有していても現在では大した差ではないんですね。10年後を見据えて投資している限り、震災ショックをくらっても立ち直れます。
ということで、全撤退はしません。
方法②:なにもしない
これも立派な選択肢かと思います。なぜなら先ほども述べたように、たとえ震災の影響をもろに受けても10年後には誤差と思われるからです。来るか来ないか予測できないのですから、知らないものとして過ごすのも有りかと。
しかし首都直下で東京の機能がマヒしたらさすがにやばいかもしれませんが・・・。
何もせずにキャッシュを温存しておき、もしも震災が起きたら割安になった銘柄を購入すればいいという戦略ですね。
方法③:地震で上がる株を保有
もうひとつは、震災時に上昇する銘柄を仕込むという方法です。ぼくはこちらをとりました。
タイミングとしても、コロナショックの影響が抜けきっておらずまだ配当利回り的にも比較的お買い得な状態にあります。
震災時に上がる銘柄は「国土強靭化」関連で調べれば見つかりますね。国会の予算にも入れられているので、たとえ震災が起きなかったとしても保有しておいて損はない企業だと思います。まあ、このコロナショックに予算を割いた結果、防災予算がどのような影響になっているのかは分かりませんがね。
ということで今回、新規購入に至ったわけです。
ちなみに、すでに予定外の元本追加を行っている状況ですので、泣く泣く生活防衛費から補填しています。まあ、あまりよろしくないスタイルです。ぼくはコロナショックにおいても毎月のキャッシュフローは賄えそうという見込みの元にこうした方法をとっています。また、株式はすべて現物で保有していますので、追証が必要になることもありません。リスクは投資した分だけです。
購入した銘柄
では、今回購入した銘柄です。
連休前ということもあり、昨日の今日で購入したためあまりしっかりとした比較調査ができていない中ですので、じつはもっと良い銘柄があるかもしれません。
(そしたらこっそり教えてくださいね)
選定方法としては、
・業績が横ばい~右肩上がり
・財務があまり悪くない
・2011年の東日本大震災時に上昇している
・単元が安い(資金が乏しいので)
・増配している
という点などを見ています。(今回の投資目的からすると3番目が大事!)
三井住建道路(1776)
道路舗装中堅。三井住友G関連の工事が強み。
完工高の官庁比率低下に注力。有利子負債ゼロ。・・・四季報より
配当利回り:3.64%
2011年3月に跳ねていますね。
ここの親会社は三井住友建設(1821)ですので、親子上場ですね。
保有キャッシュよりも時価総額の方が低くても買収されないのは子会社だからですかね。
親子上場の場合は子会社の方を買っておくのが2019年のトレンド(笑)
ピーエス三菱 (1871)
三菱マテリアル系。建築・土木を国内外で展開。
PC(プレストレストコンクリート)橋梁首位級・・・四季報より
配当利回り:3.85%
日特建設 (1929)
基礎、地盤改良、法面など特殊土木大手。
環境、防災工事に強み。麻生グループの傘下。好財務・・・四季報より
配当利回り:4.80%
ここが一番上げ幅が大きいです。
そして、四季報に気になるひとことが書いてありますね。(笑)
こういうときだけは政治家は頼りになると思っています。
ちなみに、三井住建道路とピーエス三菱は東日本大震災の起きた2011年3月よりも2012年1月あたりでの上昇の方が勢いがあるんですけど、この時期になにかありましたっけ?「国土強靭化基本法案」などが議論されだした頃なのでしょうか?ちょっとよくわかりませんでした。
なお、コロナの影響により、来期の業績についてはどうなるか分からない状況です。同業の西松建設は休業を決定しましたし、補償問題になるようです。
コロナが長引くとすると、上記の会社の業績にも悪影響になると思いますが、あくまでぼくのスタンスは震災時の保険ですので、その役目は果たすと思っています。仮に震災が起きなくても配当目的での保有継続で行く予定です。
多少オカルトチックな話
少し雑談で書きますが、本当にあった怖い話として、
「3月11日の大震災が発生する前にこうした銘柄の株価が上昇していた」らしいんですね。
「知っていた人がいる」「人工地震だ」などと様々な噂がされていた様子。ぼく自身はそこまで信じていませんけどね。
ただ、何事にも理由はあるだろうと。
事前の地震の兆候から、そのうち大きな地震が発生するかもしれないと予測していた人たちがいただけじゃないですかね?ぼくも資金があればもっと購入していますし。
さらに今の時代であれば、AIがネット上の地震情報、投資家の不安を読み取り、自動的に災害復興銘柄を選定するといったことすらありうるのではないでしょうか。
まあ、分からないのですけどね・・。
その他にやったこと
また、投資の面でこうした行動をとる以上、日常生活面でもあらためて防災への備えを見直しました。
常備リストはこちら。
非常時の持ち出し品・備蓄品チェックリスト|日本赤十字社 東京都支部
少し備蓄を増やしました。
- 水
- レトルト食品(カレー)
- 缶詰(サバ缶が好き)
- シリアル(フルグラが好き)
- カセットコンロ、ガス
- 携帯トイレ
- 子供用おむつ
などなど。
携帯トイレはもっていなかったので、Amazonでこちらを購入しました。
女性用ならポンチョ付きの「ほっトイレ」が良いかもしれません。
また、体ふき用シートも購入してみました。温められるのが良さそうでした。
あとは、ランタンなどもわが家にはないので買おうかと思ったんですけど、自称ミニマリストを気取っていてモノが増えるのが嫌なんで、踏みとどまりました。
懐中電灯+ペットボトル作戦で乗り切ろうと思います。
ニュースで大阪府のコロナ感染者推移などを見ているとだんだん減ってきているようにも見え、さらにこのところ株価が戻り基調であるということはとても良いことで浮かれそうですが、災害への備えも注意しておきましょう。
ではでは。
※投資は自己責任でお願いいたします。