日本人はあまりお金の教育をうけないとはよく言われます。いわゆる金融リテラシーが低いというやつですね。
もうこれは、自分で本やネットから学ぶしかありません。
だって、学校も親も教えてくれないのですから。
でも、お金の情報は、知っている人だけが得をする状況になっています。
今の日本の税制や補助金制度もそうですよね。
さて、わが家の嫁は、そんな典型的な日本人です。
どうやってお金に関する知識をつけてもらえばいいのでしょうか?
ちょっと考えてみました。
金融リテラシーが低い人と話すと
結婚後の夫婦での家計やりくりを検討するにあたり、こんなやりとりがありました。
ぼく「二人の貯金をつみたてNISAで運用していい?」
嫁 「え、運用?にーさ? それってどういうこと?」
ぼく「投資信託で積み立てていくんだよ」
嫁 「投資・・! それって大丈夫なの!?元金減らないの?」
ぼく「いや、減ることはあるよ(一時的に)」
嫁 「じゃあ、イヤだ!!」
ぼく「でも、長期的にやればプラスになる可能性のほうが高いんだよ」
嫁 「ふーん、でも一時的にでも減るのはイヤ」
という感じです。
個人的にですが、この「一時的にとはいえ元本以下になるのが嫌」、という感覚は女性の、しかも金銭感覚がわりとしっかりした人に多い気がします。
嫁にとっては貯金=財形貯蓄のこと、という感じでした。
しかし、ぼくとしては、財形のメリットって正直感じられないんですよね。
給与天引きの設定にできるから、「初めからないものと思って無駄遣いすることがなくなる」とはよく言われますが。
それって、予算を組んで家計管理できる人であれば不要ですよね。
しかも金利上のメリットもそれほどないですし。
しかも、利用開始から1年は引き出せないという使いづらさ。まあ、すぐに使う必要のない金額を積み立てるのでいいんですが。
ちなみに一般財形の金利はせいぜい0.01%ですが、楽天銀行でマネーブリッジなどを設定すれば簡単に0.1%の優遇金利にできますよ。詳細は公式HPよりどうぞ。
なお、ぼくが考える財形のメリットをひとつ挙げるとすれば、「財形住宅貯蓄」で積立ている場合、住宅ローンを組む際に、「財形住宅貯蓄融資制度」というものを利用できます。利用条件はありますが、比較的お得な金利でローンを組むことができます。
ただし、先ほどの金利の点でもわかるように、財形はお金を貯めることはできても増やすことには向いていません。増やすためには、投資をするのが良いとぼくは思っています。
そして、素人が個別株に手を出すとヤバいということは自分の身をもって知っているので、投資信託で運用するのが個人的な結論です。
そして投資信託を行うのであれば、税制メリットのあるつみたてNISAで行うのがベストです。
金融リテラシー向上のために読むべき本
さて、そんな「知らないものは怖い」「リスクがあるものには手を出さない」という一般的な感覚を持ち合わせた嫁をどう説得するか。ここは、ぼくが説明するよりも一般文献に語らせるほうが良いだろうという判断にしました。
(え、夫であるぼくの言葉は信用ないのか?ってことは置いておいてください笑)
実際にぼくが読んでわかりやすかった本は次の本です。
会話形式で一般的なお金の知識を教えてくれるので、分かりやすいです。
ぼくの作戦としては、
- 嫁にこの本を読ませる
- 投資は必要だ、と感じさせる
- NISA口座を開設させる
- 「投資先はぼくに任せて」とする
こんな感じですね。
なお、上記の本はおすすめではありますが、Amazonのレビューを見てもわかる通り、ひとつだけ問題と思われる部分があります。
それは、手持ちの投資資金での一括購入を進めている点ですね。
基本的には投資信託であっても、基準価額の変動はかなりあります。高い時期に買うとなかなか利益を出せない可能性が十分にあります。
ですので、購入はある程度時期を分散させて行うのが原則です。
そういう意味では、この本の活用法としては、嫁のお金に対するスタンスを変えてもらうために利用する、という形ですかね。とくに初心者の方が読めば、今までの考え方をひっくり返してくれる部分は十分ありますので。
そして、資産運用は必要ということに同意してもらったうえで、あとはぼくが投資先を決める、という風にもっていきます。笑
なお、上記のおすすめ本ですが、Prime readingの対象本になっているので、Amazon プライム会員にお試し登録すれば無料で読むことができます。
Amazonで無料で本を読む方法
手順としては次の通りです。
1.Amazonプライム会員に無料登録する
(30日間無料なので、その期間中に解約すればお金は掛かりません)
2.Prime readingカテゴリに切り替え
3.検索バーで「お金の増やし方」と検索する
4.表示された書籍をクリックして読む
これだけです。
まとめ
いかがでしょうか?
実際ぼくはこの方法によりなんとか嫁の理解を得て、嫁名義のNISA口座を開設させることに成功しました。
ぼくの分と合わせて、年間80万円のNISA枠を確保できました。
これから、夫婦としての資産形成をしっかりと行っていきたいと思います。
・漫画や会話形式など、読みやすいものから入る
・こうした知識を得る点でも、できるだけお金を使わないですむ方法を使う