今回は資産形成に関する話です。
じつはFXを再開しました!!
以前、10年近く前ですが、社会人なりたての頃にFXの裁量トレードやトラリピ、バイナリーオプション(もう古い?)をしていた時期がありました。
結果があまり出なかったため以降は放置していました。
当時はレバレッジも今よりも掛けられたので、いまさらながら怖いことをしていたと思います。
このたび、実際に2,000万円以上を運用されているあっきんさんのブログを見て、あらためてトラリピにチャレンジしてみようという気になりました。
FXとは?
FXとは外国の通貨を売買して利益を狙うことです。
たとえば、100円で1$を購入しておいて、その1$を110円で売却できれば差額の10円が利益になるわけですね。
株取引と似ているかもしれません。
が、株とは為替のうごく要因が違うため、ぼくは苦手としていました。
自分で判断してトレードを行う場合は、株以上にチャートに張り付いていないといけないイメージです。
今ではレバレッジも規制がありますが、リスク管理を間違えれば大きく資産を減らすことにもなります。(その分、うまく行けば利益も大きいのですが、ぼくには才能がありませんでした)
なので、「つみたてNISAをやっているよ」とは公言してますが、FXについてはあまり友人にも勧めてはいません。
トラリピとは?
ぼくは会社員ですので、当然チャートに張り付いていることはできません。
そこで登場するのが自動売買です。
じつは証券会社によっていろいろなツールがあります。
代表的なものとしては
- トラリピ
- リピートイフダン
- トライオートFX
などです。
ようするに、ある為替の時に自動的に新規注文を入れ、任意の目標金額が発生したら決済されるように設定した自動売買システムということです。
チャートというのは常に動き続けていますが、それを利用したトレード手法です。
ぼくはこのトラリピというものは『不労』所得になり得るのでは、とあらためて考え直しました。
(実際はリスクが生じる可能性があることには設定には注意が必要です)
トラリピの設定方法
トラリピの設定方法は、あっきんさんの紹介されている設定のまねです。
つまり、30万円をカナダドル/円、さらに30万円をNZD/USDで運用しています。
合計元本は60万円です。
詳細はこちら↓
あっきんさんの設定の何が良いかというと、過去の為替の最悪の状況に対して余裕のあるロスカット設定をしている点です。
高金利通貨は下落しつづけるので論外として、同格の通貨であれば過去のレート範囲から著しく飛び出る可能性は低いです。
なので、基本的に放置で運用したいぼくのようなサラリーマンに向いていると言えます。
トラリピの推定目標収益
あっきんさんのブログより、年間の収益は控えめに次のように想定しています。
投資元本60万円×想定年間利回り10%=6万円
大したことないじゃん、 と思いますよね。
しかし、年間利回り10%の複利の威力は凄いのです。
『複利』とは翌年の元本に利子が加わること。
たとえば、60万円×利率0.1として、翌年の元金は60万×1.1=66万円になるということ。
Excellで計算してみました。
試算1. このまま20年運用した場合
画像が小さくて申し訳ありません。クリックで拡大はできます。
一番右端のオレンジ色のセル、367万円が20年後の資産額になります。
20年かかるとはいえ、6倍以上です。
とはいえ、もう少し早いペースで増やしていきたいです。
その場合は毎年元本を追加していけばよいのです。
試算2. 元本を30万円ずつ増やしていく場合
黄色セルが毎年足していく元本ですね。
ざっくりと30万円で試算してみました。
幸いなことに、ぼくの会社はボーナスが出ているので、年間30万円ならなんとかなるはず。
なんと!
20年後には1902万円です。
思わず句を読み出しそうです。
『トラリピで なんとかなりそう 2,000万円問題』 (字余り)
ちなみにですが、こんな試算もしてみました。
試算3. 2年目に元本を300万円追加
これは、まあ現実的ではないんですが、資金力の影響を考えるために試算してみました。
20年後の結果はなんと先ほどの結果と同様でした。
ここから分かることを少しまとめてみます。
この試算から分かること
試算2では、投資元本は 60+30×19年=630万円です。
試算3では、投資元本は 60+300=360万円です。
その元本の差はなんと270万円。それでいて20年後の資産額は同等になるのです。
資産推移をグラフに表してみるとこのような感じです。
つまり複利運用では最初に大きな元本を持っていたほうが圧倒的に強いということです。
やっぱり、まずは貯金して元本を貯めるのが最優先ですね。
資産額ですが、為替によるその時点での評価損は含んでいません。
ただし、この手法上、為替損はあまり気にしなくてよいと思います。
トラリピは自動的には複利運用になりません。
自分でトラリピの本数を追加していく必要があります。
なお、このトラリピ利回り10%の根拠ですが、実績に基づきあっきんさんのブログでは15%で計算しているところを、低めに想定しています。
現時点でのぼくの実績は以下のとおりです。
トラリピの実績(8/26~9/11)
ここまでで約2週間運用し、決済結果はこのような結果となりました。
カナダドル/円:+3,500円
NZD/USD :+1,500円
トータルでは+5,000となりました。
仮にこのペースで運用できた場合ですが、年間利回りは5,000×24/600,000=20%です。
10%というのが決して不可能な数字ではないことが分かると思います。
なお、証券口座で税金を納めることができる株式とは違い、年間収益が20万円以上超える場合は確定申告が必要ですね。
いったん半年程度このままの設定で推移を見守ってみて、今後の運用計画を考えようと思います。
まずはめざせアッパーマス層です。