こんにちは、まめ太です。
今回は超期待銘柄『ワークマン(7564)』について考えてみました。
最初に言っておきたいと思いますが、ぼくはこの銘柄を買うつもりはありません。(今はね)
しかし、ぼく個人としては昔からワークマン愛用者なのです。
レインウェアから始まり、防寒着、スポーツウェアなどなど、何と言ってもコスパがいいのですよ。
カッコつけないのであればもうナイキのTシャツなど買う必要がありません。ワークマンの590円のTシャツで十分です。
ワークマン(7564)とは
いまさら紹介するまでもありませんが、簡単に紹介しておきます。
もともとは専門職向けの作業着などを販売しているお店でしたが、近年はバイカーや塵人、ハイカーのあいだで機能性やコスパが話題になってきました。
とはいえ長らくは「知る人ぞ知る」という感じだったんですけど、ついにワークマンプラスが登場したことで、女性を含めブームが広がった感があります。
今では「第二のユニクロ」となるか、という点に注目が集まっています。
本当ですね😃国内は既に店舗で、ユニクロを、上回り、ネット作戦も構築、ワークマンの機能性はユニクロに勝り、コストパフォーマンスは、ユニクロが原価率32%程度なのにたいして、ワークマンは、なんと64%。この安さは無敵ですよ‼️ https://t.co/pwJyHI0DxU
— 経済評論家、石井勝利、リアルタイムで、大切な情報。12月には、チャート100則の本だします。 (@kabu100rule) October 25, 2019
ユニクロよりもワークマンを選ぶ人が急増中。その理由とは? #ワークマン #ユニクロ https://t.co/MoO4HSb1bP
— 週刊SPA! (@weekly_SPA) October 24, 2019
ちなみに、これからの時期の防寒グッズは本気でワークマンをおススメしますよ。
防寒アウターのイメージが強いかと思いますが、最近は立体裁断で安いボトムスもオススメです。
ニットキャップも390円というお手頃価格で売っていましたので、ウィンタースポーツ用にお手軽にゲットしています。
あとは、バイクにも乗るので防風パンツやコーデュラユーロという新商品も気になっています。膝にプロテクタを入れれるので便利ですよね。空き缶を膝につけて走らなくてもOK(いつの時代だ)
【ワークマン】冬はコレだ!ライダー・アウトドアにも最適なWORKMANウォームパンツ☆
#44ワークマン新発売ライダーパンツを履いて乗ってみたぜレビュー HONDA CB125F FORTUNE[モトブログ]
ワークマンの株価推移
そんなワークマンですが、じつは2年ほど前に一度株も購入しようか迷っていた時期がありました。当時は一単元が40万円だったので、買えなかったんですよね。
その後ブームが来てあれよあれよという間に一時は100万円を超えるかという水準に達しました。
ちなみに、その後1:2で分割しているので、当時40万円分購入していれば今では150万円になっていたんですよね。(悔しい・・・!)
そしてつい最近、株価は一気に2,000円近く急落しました。
まあ、この株価の上がり方を見ればさすがにヤバいと思いますよね。
というわけで指標的な面からみてみたいと思います。
ワークマンの株価指標
現時点での指標は以下のとおりとなっています。
- 株価 7,640円
- PER 57.3
- PBR 9.3
- 自己資本比率 80.46%
- ROE 15.50%
- ROA 18.90%
- 時価総額 6,253億円
ROAがこれだけ高いということは、アパレルという製造業としては驚異的な気がします。
ワークマンの在庫管理方法が優れているのかもしれません。
参考までにユニクロのファーストリテイリングと比較してみましょう。
ファーストリテイリング(9983)
- 株価 68,000円
- PER 39.7
- PBR 7.4
- 自己資本比率 46.68%
- ROE 18.00%
- ROA 8%
- 時価総額 7兆2,130億円
単純にこの数字だけを見ると、ワークマンのほうが健全な経営状態であると言えますね。しかしながらユニクロも企業としては素晴らしい数字です。
どちらも共通しているのは同品種を大量生産しているということでしょうか。
最近落ち目のしまむらとは対照的ですね。
今後の予想
さて、それではワークマンの今後の株価の予想なんですが、いろいろな考え方があるのであくまでぼくの考え方です。
将来的な売り上げの成長がどれくらい見込めるか
ここ2年程での急成長は目を見張るほどですが、それがどれくらい続くのかという点では懸念があります。
たとえば、ワークマンの主力商品は今のところ防寒アウターですが、アウターの場合は買っても1シーズン1~2着くらいではないでしょうか。ユニクロのようにパーカーや機能性インナーやカジュアルシャツなど日常遣いの定番商品がラインナップで充実していないのは不利と思われます。もちろん機能性インナーのヒートテック対抗製品でしかもちょっと安い商品はありますが、ヒートテックの値段ももともと安いので、あえてワークマンを買う人はどれくらいいるのか。
また、商品についてですが、Field coreやFind Out、AEGISなどのロゴがどの商品にもちりばめられていますね。
こんな感じ↓(背面右肩と、左手袖口)
とくにアウターではこれが反射材になっていてとても機能的です。夜間に道を歩いていても車のドライバーに気づかれますしね。
しかし、個人的にはあまりロゴは目立ってほしくないというのが正直な本音です。
かつては「ユニバレ、ユニ被り」という言葉があったように、「ワク被り」というか、人とかぶりたくないという意識はだれにでもあるような気がします。やはりスポーツウェアブランドと違う点で、「ナイキだから」「ニューバランスだから」買うという人はいても、「ユニクロだから」「ワークマンだから」買うという人はいないでしょう。
スポーツブランド言うのは、有名選手に着用してもらったり、環境への取り組みをアピールするなどしてブランドイメージの確立があったからこそ、そのロゴに価値があるんですよね。
ワークマンクラスであれば、むしろロゴなど無くして、「え、それどこの?」くらいがちょうどいいのではないかと思いますけどね。
繰り返し言いますが、ぼくはワークマン好きなんですよ。
でもロゴは要らない(とくに袖口)その中でどのようにしていくかですが、ロゴを控える(ユニクロはそもそもロゴなどなかった)商品ラインナップを増やすといった対応が必要になってくるんじゃないのかなと思います。またはイメージモデルを使用してブランド向上を図るかといった感じですが、これはワークマンの方針とは合わなさそうです。有名人というよりは、実際のユーザーの口コミでじわじわ広げるタイプですかね。
自分の体感ですが、今のワークマンの客層は、年間客単価1~2万円くらい購入で完結しているのではないかと思います。
なので、売り上げ拡大のためにはユーザーを拡大していくしかなく、客単価アップには至っていないのではないかと思います。
これが春夏以外の季節ごとにメインとなる定番商品が出てくると客単価アップにつながり最高といった感じでしょうか。デザイン面でもまだまだブラッシュアップは必要だと思います。スマッシュヒットは綿アノラックパーカくらいでしょう。
上記の考察を裏付けるのは、下の図に示すワークマンの月次レポートです。
2018年4月~2019年3月での前年同月比での売上高、客数、客単価の増減を示しています。
これを見ると、全店での売り上げは前年比で116.7%ですが、客単価は103.0%と、それほど増えていません。一方で客数は113.4%と増えていることが分かります。
なので、第38期のワークマンの増収は客数の増加によるものと見ることができます。
今期の途中経過はこのような感じですね。
客数はまだ増え続けています。
ただし、これだけテレビやSNSでワークマンが露出されるようになった現在、一度は入店したことがある人はかなり増えているのではないでしょうか。
その中でこのまま客数が増加していくかというと、疑問に感じます。
(ワークマンにも増税効果が表れるのか、10月の数字にも注目ですね。)
もっとも、近くに店が無くて利用できないという人も多いようで、オンラインストア の取り組みも始まっていますね。ただ、お世辞にも使い勝手が良いとはいえず、取り扱い商品にも制限があるので、まだまだ発展途上です。
やはり、成長のためには客単価アップの施策が有力でしょうか。いずれにしても魅力ある商品開発あってこそです。頑張れ、ワークマン!!
個人的には会社ではけるスラックスをお手軽な価格で出してほしですね。
株価に対して適正な利益水準は?
現時点のPERが 57倍であることから、現時点の株価7,640円に対してはEPSが少なくとも2倍以上にならないと適正価格ではないと思っています。
売上高営業利益率が20%程度だとすると、売上も現在の2倍の1,300億円くらいになれば妥当なところでしょうか。
前期の売上増収率が38%でしたので、このまま2年ほど経てば達成する勢いではあります。2年後に株価が同等であれば適正な感じはあります。もしくはさらなる成長材料が出てきている場合ですかね。
逆に言うと、現時点の業績見込みに対して適正な株価は、5,000円くらいだと思っています。(成長見込み込みで)
ぼくなりの結論としてはやっぱり割高。
まとめ
今回は自分が普段から愛用する店ということもあり、いろいろ個人的な願望がメインになってしまいました。
とはいえやはり応援している企業ですので、次のような局面になったら購入を考えると思います。
- 株価下落
- 魅力的な定番ラインナップの拡充
- 海外展開など(ただし、向いているかは別問題ですが)
- 株主優待開始
なお、株価は割高ですが、商品はコスパ良いと思っています。
あとはもう少しデザインがついてくれば・・!
以上、ワークマンについて銘柄研究でした。
保有していないのにこれだけ書くって何という労力・・・。
直近では値動きが大きくなっていますので、くれぐれも投資は自己責任で慎重に。