MAMETA's LIFE-SIZE LIFE

30代最下層パワーカップルが株で資産形成を目指す。給料・家計・育児などなど等身大の実録ブログ。

【レビュー】『ニューノーマル時代のビジネス革命』は令和のサラリーマンは読むべき

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最近本を読んでいてとても良いと思ったので、久しぶりに本を紹介します。

 

今回、読んだ本はコチラ!

『ニューノーマル時代のビジネス革命』! 

 

 

2020年7月29日に発売されたばかりの新しい本です。
「ニューノーマル」という言葉を使っているあたりで分かるとは思いますが。 

 

社会人として、投資家(?)としてこの本は必読すべし、と思います。

 

『ニューノーマル時代のビジネス革命』概略

 

新型コロナウイルスの感染拡大のさなかにある今を”第4次産業革命”と捉え、たとえこの後コロナが収まろうとも以前のライフスタイルには戻れない”不可逆な変化”こそが「ニューノーマル」である、と言っています。 

 

何がそのニューノーマルになるかというと、大きく4つの分野。

 

  1. Traceability  (トレーサビリティー)
  2. Flexibility   (フレキシビリティー)
  3. Mixed Reality (ミックスドリアリティー)
  4. Diversity    (ダイバーシティー)

 

これら今後ノーマルとなるであろう変化を企業の戦略に適用していくことが生き残る道、ということですね。 

つまりこの本の内容は、投資をするうえの視点にも大いに活かせるということです。
こうした今後の社会構造の変化に対応していける企業かどうか、ということです。保有株をもう一度見直してみようという気にもなりました。

 

あ、もちろん今勤めている企業の成長にも役立てますよ~。コホン。

 

気になった点メモ 

 

ということで個人的に参考になった点を投資の視点でメモしておきます。
ネタバレにならないよう主観的なコメントのみ掲載していますので、気になった方はぜひ原本を読むことをおススメします。

ちなみに公共の図書館にもあると思いますよ。
無い場合はKindle版がおススメ。

 

1.Traceability  (トレーサビリティー)

 

ヒトとモノの動きを追うということ。

今回の新型コロナの対策を見るにつけ、日本の施策は遅れていますね。海外の進んだ事例が取り上げられています。

モノの動きを追うということは、無人店舗による労動力の解決、客単価の向上にもつながる。
⇒各店が自前でこうしたシステムを開発するのは厳しいかもしれないので、こうしたサービスを提供する企業が伸びるかも?

 

モニタリングによる無駄な作業の抽出。

日本のホワイト職の超低生産性を改善するヒントが隠されています。
働き方改革とは労働時間を減らすことではない。”働きやすく、生産性の高い状態を生み出すこと”。
働きにくさを生み出している課題を解決するためにテクノロジーを用い、結果として労働時間が短縮されることになる。
ではその課題は何か、ということを考えるうえで「モニタリング」をする。

 

ウェアラブルヘルスケアの国内市場規模は2025年に760億円程度になると予測される。
⇒関連企業はどこだろう?

 

スーパーアプリの登場。
中国ではウィーチャットやアリペイ。日本では?
 

総じていうと、日本のDXは諸外国に比べて劣後している。
⇒逆に言うと、伸びしろは十分。DX化を推進する企業は数多くあれど、どこが強みを持っているか?

 

2.Flexibility   (フレキシビリティー)

 

ビジネスモデルに柔軟性を持たせる。
流動性の高いライフスタイルを実現するビジネスが今後注目。
⇒関連するサービスを提供している企業は?

 

固定費の変動費化、流通販路の柔軟性、拠点の柔軟性、収入源の複数化(副業と雇用の流動化)、都市インフラの流動性。

 

なぜ吉野家はコロナ禍の中にあってもあまり売り上げが落ちなかったのか。
そのテイクアウトシステム構築の考え方の根本にあるものは、DX化において大事。

 

コロナ禍の中においてはテイクアウト専門にもできる柔軟性が際立った。サラダの店。
ちなみに、「坂上&指原のつぶれない店」でも、牛角創業者がハンバーガーのテイクアウト専門店で激安価格を実現させるアイデアで世界進出を狙う、としていた。
⇒飲食業界で強みのあるビジネスモデルを展開している企業はあるか?

 

オンライン接客による売り上げ拡大と、従業員モチベーションアップ、収入アップ。
⇒独自の社員評価システムが効果を上げている企業はあるか?

 

3.Mixed Reality (ミックスドリアリティー)

 

「生活/働き方」「流通/小売ビジネス」「エンターテインメントビジネス」「教育/医療ビジネス」におけるオンライン融合化。

 

あつ森などの自由な交流を楽しめるオンラインゲームの人気。
⇒もはやインフラか?ゲーム会社が伸びる可能性があるとして、他にメリットを受ける業界はあるか?

 

アバターロボットの登場。
⇒身体障害者でも仕事をできる。そうすると社会にどのような変化が起きるか?

 

4.Diversity    (ダイバーシティー)

 

多様性こそが危機を救う。

 

企業同士のオープンイノベーションの促進により、新たなサービスが産まれ、”三方よし”となる。
⇒企業のホームページを見ると、その企業がオープンイノベーションを積極的に進めているかどうかが分かることがあります。そうした企業は今後の成長性についても期待が持てそうだと個人的には思います。思わぬ分野への展開が急に訪れる可能性もあります。

 

食品、農業の多様化。
⇒アグリビジネス関連、培養食品など。関連する企業は?

 

あとがき

いやーこの本、本当に勉強になりました。

序盤で”第4次産業革命”という言葉がありましたが、確かにこの新型コロナウイルスって絶対に教科書に載りますよね。

幸か不幸か、社会のIT化は加速しました。

 

ぼくたちは今そういう時代の転換点に生きているということです。
歴史の当事者です。

変化には痛みも伴います。
仕事を失い、身体を壊し、誰もが願った変化ではないかもしれません。

しかし今はみんなで手を取り合い、困難を乗り越えて新しい日本への扉を開いていこうではないですか。

ソーシャルディスタンスが必要な時代だからこそ心だけはONE TEAMで。

 

・・・なーんてことを思った日でした。

 

こうしたアフターコロナの世界の将来のメガトレンドをもっと知りたい、と思った方はこんな本も良いんじゃないでしょうかね。

 

 

ぼくもまだ読んでいませんが(おいッ)

 

ではでは。