例の「2,000万円」発言も落ち着きを取り戻してきましたね。
とはいえ、将来に向けた資産形成は必須という事実はなんら変わりありません。
「資産形成ってそもそも何をすればいいの?」
「確定拠出年金とかNISAとかってよくわからない」
という方も多いですよね。
定年まで数十年を残している若いうちからこうした点を理解しておくのは大事なことだと思っています。
この記事では、ぼくが資産形成のために行っている事柄を紹介したいと思います。
・投資は自己責任で
・投資の前に余裕資金を確認しよう
ぼくの資産状況(2019年7月時点)
まずは、ぼくの資産状況を整理します。
現在、銀行口座の生活資金を除き、投資に回している資産は次のとおりです。
・証券口座:330万
・FX口座:10万円
こんなところです。
この他に確定拠出年金もあるのですが、基本的に60歳まで引き出せないので、マイルールではありますが資産としては現時点でカウントしないことにしています。
証券口座内のお金は、基本的にはすべて運用中です。
総資産に対してリスク資産の割合は高めです。
ただ、若いうちはリスクをとるべきだと思います。
ぼくが資産運用をはじめたきっかけ
ぼくが証券口座を最初に開いたのは、20歳の時で、就職した1年目でした。
我が家は裕福ではなく(むしろ貧しい)、就職してやっと楽になると思ったものの、最初の給料は手取りで12万円ほどでした。
しかも一人暮らしでお金は掛かる。
実家への仕送りもしている。(実は仕送りというよりは、キャッシュカードを渡していて親に勝手に使われていたのですが)
20歳にしてすでに一度将来に対して絶望を感じてしまいました。
「正社員になったってお金ってなかなか貯まらないんだな」と。
そんなわけで手持ちのお金を何とか増やしたいと思い、いろいろなことをやっていました。
いまだから笑えますが、当時はネットワークビジネスなどのちょっと怪しいものにも入っていました。体力的についていけなくなって3ヶ月でやめたのですが。
そんな中、たどり着いたのが株です。
当時は「株で1億円」とか考えていました。
パソコンがあれば手軽に購入できるため、本業にまったく影響も出ず、これなら大丈夫だ、という思いでした。
さっそくネット証券に口座を開設し、初めて買った株が「エフアンドエム」という株でした。
あの当時持っていた株はどれも、もしも保有し続けていたらアベノミクスを経て今は6倍くらいにはなっていたんですが・・・。
なお、ぼくが活用しているのは楽天証券です。
最近はSBI証券にも口座開設をおこないました。(理由は後述)
現在の運用方法
さて、現在ぼくが運用している方法は下記のとおりです。
- 積立投信 月4万円(特定口座)
銘柄は 楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)
じつは定期的に設定しているのはこれのみです。
- 個別株(気に入った銘柄があれば)
現在は手元の現金を増やすべく、タイミングをみて売却検討中です。
その他の保持銘柄、個別株については機会があれば一覧化したいと思います。
楽天・バンガード・ファンドについて
資産運用を積立投信で行う場合、候補のトップに入ってくるのがこの銘柄です。
楽天証券での取り扱い開始は2017年9月からです。
ぼくは2018年6月から毎月4万円を積み立て、現在の評価額は55万ほどで、損益率は3%ほどとなっています。
ぼくがこの投資信託を選ぶ基準ですが、大きく次の点です。
- 毎月分配型ではない
- 手数料が安い
- 純資産が100億円以上
- 純資産が右肩上がりで増え続けている
楽天・バンガード・ファンドはこのすべての条件を満たしていますね。
もともとバンガードというのは世界でも最大級の投資会社ですが、かつては限られた証券会社でしか購入できず、一般人のぼくみたいな人間には遠い話だったんですよね。
それが楽天・バンガード・ファンドとして登場し、一気に身近になったわけです。
余談ですが、嫁のつみたてNISA講座はここを候補としています。
(現在楽天証券で口座開設手続き中)
個別株について
じつは、株をやり始めた最初の頃はとくに株の購入対象にマイルールのようなものはなく、楽天証券のオススメスクリーニング条件から気に入ったやつを選んで購入していました。
それはそれでうまく行ったんですけどね。「JINS」とか。
ただ、損をしたときに自分で理由をうまく分析できなくて。
最近はマイルールにこだわる取引を心がけています。
なので、いったん口座を清算しようと思っている途上です。
現在のマイルールは以下の点です。
- ROE10%以上
- 自己資本比率40%以上
- 低PBR
これの狙いはざっくり言うと、「経営効率が良く収支が安定しているが過小評価されている企業」です。
バリュー株投資といわれる部類に入ると思います。
ちなみにぼくの勤めている会社は上場しているものの、ここに入りませんね。ROEが10%以下の経営オンチのようです。
現在は銘柄選定をしつつ、買うタイミングを待っています。
今後の投資戦略
さて、ぼくの今後の投資戦略ですが、以下のように考えています。
- 積立投信:10万円(嫁のNISA口座にて)
現在はぼくの4万円で運用していますが、嫁がNISA口座開設にともない、ぼくの4万円はいったん新規購入は止めるつもりです。
- NISA枠での個別株
現在の保有銘柄整理が終わりしだい、順次NISA枠で保持していきます。
※銘柄は選定中。
- IPO投資
2018年度は個別株で大損が生じたため、今年からIPOにチャレンジしていきます。手持ちの現金を増やしているのはこれが理由です。また、新規にSBI証券口座を開設したのも、SBI証券が主幹事のIPOが多いためです。
- 確定拠出年金
こちらは戦略、というか勤務先で勝手に入れられているのですが・・・。
個人的には確定拠出年金は60歳まで引き出せない点であまり魅力を感じません。なので、月々の手取りが少なくお金に困ることがあるような人はあまりiDeCoなどを掛けすぎないほうが良いかと。会社の掛け金分はすべて外国株に設定しています。
- その他
その他ですが、現時点ではあまり知識がないものの、クラウドファンディングやAI投資というものにも興味があります。しっかり取り組むのは様子を見ながらまだまだ先になるとは思いますが、小額から少し試してみるつもりです。
以上、ぼくの場合の資産形成法の紹介です。
また経過は記事にしていきたいと思います。