どうもまめ太です。
ひさしぶりの「マイホーム」カテゴリでの投稿です!
まだまだめぼしい土地も見つかっていないわが家ですが、FP(ファイナンシャルプランナー)の勉強会に参加させていただきました。その中で個人的に新しい気づきだったことをピックアップしたいと思います。
『住宅ローンの頭金は出すな』というもの。
え?どういうこと?
と思いますよね。ぼくも聴いていて『?』でした。
ただし、これには前提があります。
つまり、頭金を払うと生活防衛資金が確保できない世帯の場合です。
詳しく考えていきます。
生活防衛資金とは
人生には不確実なことがありますよね。
事故であったり、会社の倒産などです。
もし住宅ローンを組んでいる際に大黒柱がそうなった場合、収入がなくなってしまいます。
そんな場合に備える手段としては大きく2つの考え方があります。
その①:保険に入る
その②:あらかじめ貯金しておく
ぼくは断然「貯金」をおススメしておきます。
そもそも毎月少しでも黒字にしておくことが資産形成の第一歩ですので、ある程度の収入があるにもかかわらず貯金ができないようであれば家計を見直す必要があるかと思います。
そしてこの生活費+いざというときのための資金として手元に確保していくお金を生活防衛資金と言います。
具体的な金額の設定は状況によりまちまちですが、ぼくの場合は月の生活費×1年分くらいは欲しいところです。
※ちなみに、この時の「生活費」には「家賃」(=これから組む住宅ローン)も含みますので注意。
これくらいあれば、万が一入院する事態になったり、あるいは会社が倒産したりリストラされてしまったとしても、また働くまでのお金をつなぐことができるでしょう。
生活防衛資金が無いとどうなるのか
では、もしこの万が一の時のための「つなぎのお金」が無かったとしたらどうなるでしょうか?
以下の仮定で考えてみます。
・貯金300万円
⇒250万円を住宅ローン3000万円の頭金として使う
⇒貯金残額50万、ローン残高2750万円
・ローン返済額月々10万円
そうすると、手元に残る資金は50万円ですね。
順調に働いていて毎月の収支がプラスの時は問題ないですが、もしも病気やけがなどの何かあって働けなくなった場合、3ヶ月程度でお金が底をついてしまうでしょう。保険を掛けていればもう少し持つかもしれません。
すると、当然住宅ローンも払えません。
住宅ローンの支払いが滞るようになると銀行はどうするでしょうか?
銀行はマイホームを差し押さえるのです。
悲しいですが、これが現実です。
一方で、300万円が残っていたとしたら、住宅ローンを返しながら1年間は余裕で生活できるでしょう。その間にまた仕事に復帰できるようになれば問題ないですね。
銀行というのは、決められた返済を順調に行ってさえいれば、ローンの残高は問題としません。
つまり、ローン残高が3000万円だろうが、2750万円だろうが、決められた通り毎月しっかり返済してさえいれば何も言ってこないのですね。
その代わり少しでも支払いが滞ると、どんな事情であれ人情もなく差し押さえに来るのです。
銀行もそれが仕事なので仕方ないですが。
まとめ
もちろん、生活防衛資金を確保しつつ、頭金も出せるというのが理想ですが、どちらかを迫られる場合はフルローンの選択とした方がリスク管理の意味ではよいでしょう。
(とはいえ、当然フルローンで返済できる範囲の予算に抑える必要が出てきますが)
人間誰も明日事故にあわないという保証はないですからね。
あるいは働けなくなっても一定額の保険金が出るような保険に入るという選択肢もあります。
ぼくも嫁もローンを組むのが嫌いなタイプです。
車のローンすら嫌なので、頑張ってお金を貯めて一括で買うタイプです。
かといってさすがに家を一括で買うのは無理なので、ローンを組まざるを得ない。
でも少しでもローン返済額を減らしたいので出せるぎりぎりまで頭金を多めに払う。
そういった思考回路に陥りやすいのですが、高額ローンだからこそ、収入がなくなって払えなくなった場合のリスク管理をしっかりしておくことが大事なんですね。
しかも現在では超低金利、住宅ローン控除の延長など、最初のローンはある程度多くても問題ない条件がそろっているように思います。
ちなみに、リスク管理という意味では「やはり共働きって強いよなぁ」と思います。
もちろん嫁が育休の時などは収入が無いわけですが、嫁もぼくと同じくらい稼げるわが家では、万が一ぼくが倒れても何とかなるわけですからね。
ちなみにぼくは最終的には投資から出てくる利益で住宅ローンを賄えるようにできればいいなと思って勉強中です。
以上、勉強会で学んだこと+雑感でした。
つづきます。