この記事は、自分の投資スタンスについて書いてみたものです。
考え方は人それぞれあるという前提で読んでくださいね。
クラウドファンディングでの投資とは、その企業のファンになることを意味する。
これがどういうことかというと、自分が本当に応援したいと思う企業に投資をしたい、ということ。
もちろん、投資とはリターンがあってなんぼの世界ではありますが。
でも、たとえなかなかリターンが得られず投資先としては失敗してしまったとしても、
「この企業に出資していることを誇りに思う」
「このサービスに惚れ込んだので応援したい」
そう思える企業を見つけ、投資することが本当の醍醐味なんじゃないのかな、と思うわけです。
ぼくにとって資産形成とは、インデックス投資でほったらかしでやるものが主。
対照的に個別企業への投資は上記のようなスタンスで、応援したいと思える企業へ積極的に投資していく。
これがどういうことかというと、よく言われる「銘柄に惚れるな」の完全に逆です。
「銘柄に惚れるな」とは
「恋は盲目」というように、ある銘柄に惚れ込んでしまうと、良い部分にしか注目できなくなってしまうのです。その結果、冷静に業績や利益率を分析することができなくなり、結果的に損をしてしまう、ということですね。
クラウドファンディングでは「惚れるか」が鍵
一方でクラウドファンディングとは、まだまだスタートしたばかりのサービスで、なかなか業績の分析は困難です。
では何を基準に投資先を分析していくのか。
単純に、自分が使いたいと思う製品/サービスを提供しているか、という視点です。
とくに最近はITを中心に技術の進歩が進んでいます。
ちょっと前までは考えられなかったサービスが現れてきます。
「こんな世界が実現してほしい」と思える企業を積極的に応援したいと思います。
10代の頃のワクワク感に似た感覚
このクラウドファンディングでの企業探しって、自分が10代のころのある気持ちに似ているんです。
それは、音楽ラジオ番組で新たなミュージシャンに出会うワクワクした感覚。
昔、yahoo!ミュージックというサービスがあって、無料で音楽系のネットラジオを聞けていました。
そこでは、まだ登場したばかりの若いアーティストたちの曲を聞けたんですね。
そこでぼくがファンになったいくつかのアーティストといえば、「ONE OK ROCK」「UNISON SQUARE GARDEN」「鴉」などなど。
当時のワンオクで好きだった曲といえば、「辛い+一=幸」とか「欲望に満ちた青年団」、「ケムリ」など、今とは曲調もかなり違って粗削りだったかもしれないです。
でも、好きだからCDも聴き続けました。
このバンドは凄い、この曲をみんなにも聴いてほしい、と思って。
あれから数年、「ONE OK ROCK」は瞬く間に世界のスターへ上り詰めた───。
その感動は忘れません。
クラウドファンディングでの投資とは、ヒナが世界へ羽ばたくのを見届けること
これと同じように考えると、クラウドファンディングは分野は違えどこれから社会へ進出していこうとする「若手」企業を見つける出会いの場なんですね。
そこで気に入った企業に出資をするわけですが、もちろん成功しない可能性もあります。
音楽で言えば、メジャーデビューできず地元でくすぶって終わるアーティストのようなものですね。
でも、そのアーティストのCDを買ったことを後悔はしない。
だって自分が好きな曲なんだから。
そして、何組かに1組は世界にはばたいていくものが見つかる。
そんな感じでしょうか。
だから、たとえお金を失ったとしても応援して後悔のない企業に出会えればいいですね。
そしていつかその企業が世界に世界中に展開していったとき、喜びをかみしめたいです。